だるまに両目がそろった―みんなで迎えた新しい一歩
試合を終えて舞鶴小のグラウンドに戻ると、チーム恒例の「だるまの目入れ式」が始まりました。
大会前に左目を、そしてこの日ついに右目を――。6年生6人が順番に筆を取り、仲間と過ごした一年への感謝、後輩に託すエール、そして自分たちの次のステージへの期待を込めて黒々と描き入れました。だるまの両目がそろった瞬間、周りから自然と拍手。悔しさよりも「やり切った!」という爽やかな笑顔が広がります。
続くお楽しみは、選手も保護者も一緒になっての“炭酸シャワー”。
ペットボトルのキャップが一斉に外れると、白い泡と歓声が青空へ弾けました。びしょ濡れの子どもたちがハイタッチを交わせば、保護者も負けじと参戦。グラウンドには笑い声がこだまし、光を受けたしぶきがキラキラと舞います。
2回戦敗退は確かに区切り。でも、両目の開いただるまは「ここがゴールじゃないよ」と語りかけてくれるよう。
背中を押してくれる家族と仲間の笑顔を力に、次の夢へ。よく顔晴った!