4月24日、青葉スポーツ広場で学童甲府予選の1回戦が行われ、舞鶴は貢川みつぎと対戦しました。

初回から流れは相手ペースで進み、3回表で9対1。

一方的な試合展開に観戦していた応援団の誰しもの脳裏に負けの2文字が浮かび始めましたが、ベンチ内に諦めムードはなく、舞鶴の団員たちは決して下を向くことはありませんでした。そして、「そうま」からの6‐2‐3のダブルプレーで3回表を終えます。

そんな舞鶴に勝利の女神が微笑み始めた3回裏、奇跡のストーリーが幕を開けます。

相手のエラーから1点を返し、四球で塁を貯め、キャプテン「こうき」が本日2本目の本塁打で4点差まで詰め寄ります。そこからまた四球とエラーで満塁とし、「さまあ」が起死回生の満塁ホームランで同点。舞鶴行け行けムードの4回表は「こう」がナイスピッチング。相手の打線をしっかり0点で抑えます。そして迎えた4回裏、死球で出た「そういちろう」が二塁に進み、「はるた」の気持ちのこもった打撃により舞鶴がついに1点勝ち越しました。

4回裏が終わって試合時間は1時間27分。本大会の「適用規則」には「1時間25分超えて新しいイニングに入らない」と明記されており、ここで試合終了。舞鶴は、ベンチが一体となって勝利を掴み、2回戦に駒を進めることができました。